マンションの防災は、
管理組合・町会・自主防災組織など複数の組織が関わるため、
実際には連携が難しいケースも少なくありません。
私が住むマンションでも、
管理組合と町会がそれぞれ活動しており、
さらに両者が合同で「自主防災組織」を構成しています。
一見すると体制は整っているように見えますが、
実際に関わってみると、
組織同士が十分に連携できていない現状が見えてきました。
このブログでは、
40代会社員として働きながら、
町会の防災担当として関わることになった経験をもとに、
マンション防災の実際を整理していきます。
今回は、
マンション防災の最初の一歩として行ったことをまとめます。
マンションの防災活動には、
主に次の三つの組織が関係します。
- マンション管理組合の防災担当
- 町会の防災担当
- 両者合同の自主防災組織
一般的に、
建物の管理や設備に関わることは管理組合
地域との関係は町会
が担う形になります。
そして私のマンションでは、
この両者が合同で自主防災組織を構成しています。
つまり、
管理組合+町会 = 自主防災組織
という構造です。
ただ、この体制は書類上は成立していても、
実際にはうまく機能していないこともあります。
町会で防災担当になったあと、
まず行ったのは、
管理組合側の担当者との顔合わせ
でした。
管理会社を通じて調整し、
理事会の担当者と初めて話をしたのが
8月頃です。
お互いの役割や活動内容を確認するところから、
スタートしました。
次に行ったのは、
自主防災組織の体制図の整理
です。
もともと体制図自体は存在していましたが、
実際にはあまり共有されていませんでした。
理由の一つは、
役員の任期が1年で交代することです。
私のマンションでは、
7月に役員交代 → 翌年6月までが任期
というサイクルになっています。
そのため、
- 体制はある
- しかし引き継ぎが十分ではない
- 役割についても実際には理解されていない
という状態になりやすいようでした。
体制図を整理し、住民に周知できたのは
11月頃。
結果として、少し遅いスタートになりました。
次に取り組んだのは、
備蓄品の確認です。
食料や備品の多くは、
管理組合側で管理されています。
そこで、管理組合にお願いして
備蓄品や防災設備を確認する機会
を設けてもらいました。
これも実施できたのは11月頃でした。
実際に見てみると、
・備蓄品
・消火設備
・防災設備
など、
管理組合側で整備されているものが
思った以上にありました。
ただし、町会側ではその情報が
あまり共有されていませんでした。
住民についても、全く知らないのではないかと思います。
このように少しずつ確認を進めてきましたが、
一つ感じたことがあります。
それは、
管理組合と町会がほとんど接点を持てない
ということです。
会議や打ち合わせの機会も少なく、
実際には
月に一度も顔を合わせない
ことも珍しくありません。
お互い忙しく、
時間を確保することが難しいのも
理由の一つです。
近々、マンションの防災訓練が予定されています。
今回の訓練は
管理組合(理事会)主導で計画されています。
理事会の方々が
いろいろと考えて準備してくれているのですが、
町会側には
・詳細な工程
・当日の役割
などが十分に共有されていませんでした。
そのため、
町会側で動きやすいように
簡単な工程表を整理
することにしました。
防災訓練の位置づけ
例年、防災訓練は、おそらく
消防法に基づく避難訓練
として実施されているものだと思います。
その場合、
管理組合主導で実施すること自体は自然
です。
ただ、少し気になったのは、
防火管理者があまり関わっていないように見える
点でした。
これは管理組合側の運営の話なので、外から口を出す話ではありませんが、
少し違和感を感じた部分でもあります。
せっかく合同の自主防災組織があるのだから
私のマンションでは、
管理組合+町会
で自主防災組織を構成しています。
せっかく合同の組織があるのであれば、
・情報共有
・役割分担
・訓練の設計
など、もう少し連携できたのではないかとも感じました。
ただ、これはどちらか一方の問題というより、
構造的に難しい部分
もあるように思います。
町会の防災担当になってから、
まだ数か月ですが、
・顔合わせ
・体制図の整理
・備蓄品の確認
・訓練準備
など、
少しずつ進めてきました。
まだまだ試行錯誤の段階ですが、
こうした経験を通して、
マンション防災の実際
を整理していければと思っています。
次回は、
なぜマンション防災では
管理組合と町会の連携が難しいのか
について、
今回の経験をもとに
もう少し整理してみたいと思います。